(不動産コラム)人の人生を左右する不動産の世界、人が生活する場には、人の人生の縮図を感じることができる。


□(不動産コラム)人の人生を左右する不動産の世界、人が生活する場には、人の人生の縮図を感じることができる。

 

不動産購入を考える上で、どのようにして高額な不動産を購入するかということを考えます。その場合、住宅ローンを組むことを考えます。ほとんどの購入者は現金一括払いで買う人はいませんので、購入者にとっての課題は、ローンが通るならば購入したいという話になります。そうなれば、販売店の方も、通りやすい住宅ローンを提供してくれる金融機関に相談が増えます。

一時期、話題になったスルガや西武信金など不動産ローンが通りやすいということで、多くの不動産購入者が利用しました。不動産ローンの販売する金融機関も、業績を伸ばすために、ローンを通しやすいように数字の改ざんもあったということで事件になりました。

 

不動産ローンを取り扱う金融機関が非常に多く競争が激化しているといえます。ただ、結果重視で貸出件数を無理に増やそうとすると返済不可能な計画による不動産ローンを組むことになり、不動産を買ったことで、人生を台無しにする人も少なくありません。

 

筆者もそのようなことを見てきましたので、不動産というのは、人の人生を左右する商品であると言えます。また、相続問題でも高額な不動産を相続する場合には、多くは、穏便に相続問題が解決することがなく、兄弟で親族であっても、一生会うことがないというくらい裁判に発展して、問題が激化する場合があります。身近な親族だけに、感情論が先立ち、解決することなく永遠のお別れということになるケースもあります。

 

また、資金繰りに苦しみ、不動産売却を試みるが思うように売れずに、命を経つ人もいるというのも、不動産の事故物件のなかにはあります。いずれにしろ、人生と命をかける商品であると不動産は言えます。まさに、不動産売買を見ていると「特記事項」という欄がありますが、特記事項を見ていると、これは、と思うことがありますが、「訳あり物件」は安く変えるのはいい点でもあります。

たとえば自殺物件と言われる事故物件などが有名ですが、特記事項に記されている場合には、安く購入することができます。人が生活する場ですから、いろんなことがあります。

事件、自己、そして、予期もしないことが、特記事項に記されていることがあります。不動産、一言では語れない世界が存在します。